2024/10/10
10月26日、ことしも善通寺市でうどんロゲイニングやります。
2024/09/10
6年産香川コシヒカリ入荷しました。
2024/06/10
本物の手延べそうめん「島の光」入荷しております。
TOP > モリエ米店 食の健康保険商 日記 > 米屋の親父の配達日記335号:世界で最初に飢えるのは・・・?
うららかな陽気ですが、ショッキングな話を紹介します。 『世界で最初に飢えるのは日本』だそうです。 3月下旬でしたが日本の種子を守る会のアドバイザー印鑰智哉 (いんやく ともや)さんを丸亀に招いて、ゲノム編集食物の現状と対策についてお話を伺う懇談会に参加してきました。 今、私たちの周りを見渡せば、生物絶滅の危機と気候の危機、社会の危機に同時に襲われ『食と健康の危機』に突入しています。 害虫とか病原菌とかは厄介者ですが、自然界はそういうものも含めて非常に微妙なバランスの上で成り立っています。 近年、効率化を重視するあまり気候も大きく変動してしまい、生態系も変容しています。 そして、国際間での経済格差、継続させられる戦争などの社会危機。 日本の農業はいまや外国からの輸入(種、苗、飼料、肥料を含めて)なしでは、1年持たずに壊滅の危機にあります。 中国をはじめ世界中が自国民のために食料の囲い込みをしています。 自国での生産用の種・苗も集めています。 コロナ下でのウクライナ戦争で輸入が困難になった現在、一気に食料が値上がりました。 今も上がり続けています。 米国の研究所の発表では、核戦争が起きれば核兵器がもっとも少ないケースでも国際取引が止まれば2年以内に少なくとも日本では7000万人(6割)が餓死。 食料自給率の高い国では、この条件では餓死者が出ない国も多く、日本だけで世界全体の約3割を占めるそうです。 種子(コメを除けば97%輸入)・苗の地元の固定種を条例により確保・保全しておけば、今ならまだ間に合います。 現在、急激に拡がり初めている自然農法は日本型の小規模家族営農との相性もよく、短期間で土壌改良ができるようです。 菌ちゃんげんきっこの吉田俊道さんの指導による無農薬・無肥料農法は、ロシアからの肥料原料の途絶えた今、一番タイムリーな農法と言えます。 地球上には未知の菌が何千と生息しています。 当然害となる菌・ウイルスもいますが、それらがいるおかげで耐性菌も存在します。 一網打尽の農薬を使うと耐性菌も死に絶えます。 自然界も社会も多様性によって未来に繋がっています。 人為的な放射線や遺伝子組み換えで効率化を目指すと、バランスの崩れた自然は突然牙を剥いて襲い掛かってきます。 ワクチンではなく自然免疫で過ごせる社会は生物・自然の多様性の中でこそ培われるのです。 ところで、難しい話を優しく消化吸収できたのは、久保さんの豆腐屋さん特製のベジタリアン弁当のおかげだったことを報告しておきます。(^^♪